桜が咲いている時期は誰もがその綺麗さに足を止めて、見上げてしまいます。
「一年に一度」
短い期間に精一杯咲き誇るのは本当に綺麗で儚く感じます。でも散ってしまったら次にまた咲く来年の春までは、気にも留められなくなります。
この桜を見て気づかされたことがあります。
一年中キラキラしているわけではない
桜にだって綺麗に花開く時期が限られているのに、ましてや僕のような平凡が年中輝こうとしてもできるわけがない、そう思いました。
それって、花をずっと咲かせるようなもので草花がそんなことを仮に出来たとしても、ほとんどあっという間に枯れてしまうでしょう。
そう、毎日楽しく!!元気に!!いなくちゃいけないと、そういう思考じゃなきゃいけないと生きていけないと思っていた僕にとって、とても心が軽くなる気づきでした。
時には元気なく、時には辛い。そんな気持ちになってもいい。だからこそ楽しい気持ちになったら嬉しい、元気になるんですよね。
「色んな気持ち、時期があるのは当たり前」
その気持ちに素直にいれること。それは僕にとって大切なことになりました。
自分と人と向き合うということ
今まで凄い人、仕事ができる人、かっこいいひと、きれいなひとを見ると
「凄いな~、持ってる人は違うなー。」
そう思っていました。でも、それは大きな間違いでした。
ふと桜を見て、自分を振り返ります。
桜でも人でも億は綺麗な所しか見ていない、目に見える部分しか見ていないということ。もしくは結果だけしか見ていないんじゃないかと思ってしまいました。
もちろん結果は大切です。でもそこに至るまでのやってきたこと、たいへんだっとこと、そのほか結果にたどり着くまで色々なこと、日々の努力もあったと思います。
桜で言えば、花が散り、葉が芽吹き、沢山の葉で光合成をして栄養を蓄え、秋に葉が落ち、冬の寒さを最低限の栄養で乗り切り、蕾をつけて、春に綺麗な花を咲かせる。
時には虫に枯らされたり、台風で折れてしまうこともあるでしょう。沢山のことがありながらも、今年も花を咲かせています。
何を言い出すんだと自分でも思いますが、桜を見ていて、ただ綺麗だけでなくここに至るまでどういう経緯があったからこんなに綺麗なんだと、考えたくなりました。
そして人も。ただ凄いと褒めるだけでなくこんな苦労があったんだろうなとか、自分なりにでも考え想像して、時にはしっかり相手と会話し、言葉を伝えたいと思いました。
桜を見て色んな事に気づかせてもらいました。畑を始めてから、植物にもちゃんと命があり、個性があり、成長もある。
それを感じれるようになり、今回も桜の開花から大切なことを教えてもらいました。
日々気づきの連続です。僕も少しづつでも成長していきたいと、思いました。
今日も見上げた桜はとてもきれいでした。